かわいいでしょ、この写真。今回、このHP用に撮影した写真の中でもお気に入りの1枚です。
撮影中、カメラマンのYさんに「ジイジと孫みたい」と笑われましたが、残念ながらクライアント役をやってくれたUさんちのリコちゃんです。
ずっと、ウチは「明るく穏やかで、軽やかな感じのサロンがいいな」と思ってきました。だからHPもそんな雰囲気で内容も ..と考え始めたのに、何ヶ月も「あーでもない、こーでもない」と悩んで、ちっとも前に進みませんでした。約40年も広告制作の仕事(ディレクターでコピーライターです)をしてきたのに、困った話です。
でも結局、自分が作りたかった世界は、こんなカンジなんだなぁ。「ただ無邪気に、ニコニコしている人がいそうな、そんな雰囲気が似合う場所」。ただそれだけなんだと思います。
そもそも整体なんて、元気な人がわざわざ来るような場所ではありません。だから大概、初めてウチにお見えになる方は、半分地面に埋まったような重そうなカラダを引きずって、暗くツラそうな表情でお見えになります。
そして自分がやれる事は、ただただ、そのカラダのツライ場所を探して、心の中で「大丈夫、だいじょうぶ、元気になれ、ゲンキになれ」と語りかけながら[CS60]でさすったりトントン叩いたりするだけです。
でも、それが一通り終わると、目もスッキリ、表情もパっと明るくなって、スキップするように帰っていく。そんな後ろ姿を見ているともう、本当に幸せ。何がどうなってそうなるのか?
そのカラクリは分かりませんが、とにかく[CS60]ってすごいなと思います。
そして、無責任かもしれないけれど、いつも「きっと。大丈夫!」と思っていると、不思議と元気がわいて笑顔に変わる。
だから、ウチが「ただ無邪気に、ニコニコしている人がいそうな、そんな雰囲気が似合う場所になる」ための秘訣って、そんな事のような気がしています。
さて、だいじょうぶマイ・フレンド(村上龍さん原作・監督の 小説・映画のタイトルです)と書いて、書き出したこの文章。
ちっともそこに繋がらずに来ちゃいましたが、そのあたりはまた。